買う前の 口座振り分け判定ナビ
「とりあえず全部NISA」で買う前に、1銘柄ずつ置き場所を決めます。
NISAは利益が非課税になる代わりに、損が出たときは「なかったもの」とみなされます。他の利益と相殺(損益通算)することも、翌年以降に繰り越すこともできません (国税庁 No.1535)。だから値下がりしたら売るつもりの買い方ほど、NISAとは相性が悪い。ところが、この選択は買ったあとでは変えられません。特定口座で買った株をあとからNISAへ移すことはできないからです。
このツールは相場を予測しません。あなたが入力した想定保有期間・配当利回り・値動きの見立て・ 下がったときの方針だけを使って、制度上どちらの口座で説明がつきやすいかを出します。
ステップ1 / あなたの前提
判定に使う前提です。ここが変わると答えも変わるので、最初に決めます。
1200万円 / 上限 1200万円。 分からなければ上限のままで構いません(今年の枠のほうが先に足りなくなります)。
ここが 0 のままだと、「値下がりしそうな株は特定口座」という定番の処方は今年すぐには効きません。損を出しても相殺する相手がいないからです(その場合は繰越控除で先の年に持ち越すことになります)。
繰り越せる期間は翌年以後3年です(国税庁 No.1474)。その間に利益を確定しないなら、繰り越した損は使われないまま消えます。
買う前のチェックリスト
判定の前に、この5つを取引先の証券会社の画面で確認してください。ここが崩れると計算した非課税メリットはそのまま消えます。
NISA口座で株を持っていても、配当金の受取方法が証券口座で受け取る方式(株式数比例配分方式)になっていないと、その配当は非課税になりません。ここを設定し忘れたまま高配当株をNISAで買うと、このツールが計算した非課税メリットはそのまま消えます。証券会社の設定画面で確認してください。
NISAで持てるのは、NISA口座で新規に買い付けたものだけです。「とりあえず特定口座で買って、上がりそうならNISAへ移す」はできません。だから口座の選択は、買う前にしか決められません。
このツールが出す配分は金額ベースです。実際には多くの銘柄が100株単位なので、枠をぴったり使い切ることはできません。端数は特定口座に回すか、単元未満株のサービスを使うことになります。
日本の税金(20.315%)はかかりませんが、米国で引かれる10%はNISAでも引かれます。しかも特定口座なら確定申告で取り返せる外国税額控除が、NISAでは使えません(控除限度額は日本で課された所得税額をもとに計算されるため、国内非課税のNISA配当には控除する相手がないからです)。
国税庁 No.1535 のとおり、NISA口座で生じた譲渡損失は、特定口座・一般口座の配当や譲渡益と損益通算できず、繰越控除もできません。ここがNISAの唯一にして最大の弱点です。
判定ロジックの根拠
何をどう数えているかは全部先に公開しています。
年明けに枠がリセットされる前に、思い出せるように
成長投資枠は毎年1月にリセットされ、その年に使わなかった枠は翌年に持ち越せません。 年初の枠リセットのタイミングと、税制改正でこの判定ロジックを更新したときにお知らせします。 送信するのはメールアドレスだけで、入力した銘柄名や金額は送られません。